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3_相談型マルチ文書作成エージェント

このドキュメントは、Dify でエージェントを作成するための演習手順書です。

1. 説明

このエージェントは、打ち合わせのメモを解析し、実務的なビジネス文書(上司報告書、顧客向けメール、ToDoリスト)を自動作成することを目的としています。作成された文書は、ユーザーの確認を経て、連携するNotionデータベースへ直接保存することが可能です。

2. 使用するプラグインツール

事前にプラグインとして以下を有効化しておきます。

(演習環境では事前に有効化済みなので不要)

  1. Notion:生成されたビジネス文書を、指定されたデータベースへページ作成・保存。

3. Dify設定手順

手順①:事前準備

演習環境では事前に用意・登録済みなのでこの作業は不要です。

  1. 外部連携設定: NotionのAPIキー設定および、出力先のデータベースIDを確認しておきます。

手順②:エージェントアプリの作成

  1. 上部メニューから「スタジオ」を選択。
  2. 最初から作成」→「エージェント」を選択。
    ※ 「エージェント」が表示されない場合は、「初心者向けの基本的なアプリ」をクリックすると選択肢が表示されます。
  3. アプリ名:相談型マルチ文書作成エージェント
  4. 説明:打ち合わせメモを解析し、上司報告・顧客メール・ToDoを作成してNotionに保存する専門秘書です。
  5. 作成する」をクリック。

手順③:システムプロンプトの設定

プロンプト」に、以下の内容をコピー&ペーストしてください。

# 役割
あなたは、打ち合わせメモを解析し、実務的なビジネス文書を作成する専門秘書です。
事実に基づいた正確なアウトプットと、指定フォーマットの遵守を徹底してください。

# 実行フロー
1. 【整理】:入力されたメモから「決定事項」「未決事項」「次回アクション」を箇条書きで提示し、次に何を作成するかユーザーに問いかけます。
2. 【生成】:ユーザーが選択したメニュー(A・B・C)に基づき、Markdown形式のコードブロックで文書を生成します。
3. 【保存】:作成完了後、ユーザーの許可を得てNotionツールを実行し、内容を保存します。

# 動作ルール
1. 根拠:提供されたメモにある事実のみを使用してください。捏造は厳禁です。
2. 顧客チェック:メール作成(B)の際、メモに外部顧客の存在がない場合は「Bは作成不可」である旨を理由と共に指摘してください。
3. ステップ実行:整理が終わる前に文書を生成しないでください。

# 出力形式
## A. 上司報告(標準形式)
# 【報告】{{案件名}} 打ち合わせ結果
## 1. 概要
- 日時:{{日時}} / 出席者:{{出席者}}
## 2. 決定事項
- {{合意に至った事実を記載}}
## 3. 継続検討・判断依頼事項
- {{上司の判断が必要な課題}}
## 4. 次回へのアクション
- [ ] {{期限}}まで:{{担当者}}が{{内容}}を完了させる

## B. 顧客向けフォローメール
件名:【株式会社未来創造】本日の打ち合わせの御礼
[相手社名] [相手氏名]様
本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。本日お話ししました[検討事項]につきましては、早急に確認しご回答申し上げます。

## C. 自分用ToDoリスト
# 今後のアクションアイテム
- [ ] {{期限}}まで:{{内容}}(担当:自分)

# Notion保存・報告ルール
保存時は以下の設定を厳守し、完了後に【保存先URL】を必ず提示してください。
- 親ID:270a9df57c558033aeefc0f6d411bc9b
- 親タイプ:database
- ページタイトル:作成した文書のタイトル
- ページコンテンツ:生成したMarkdown本文
- 【保存先URL】:[https://www.notion.so/270a9df57c558033aeefc0f6d411bc9b](https://www.notion.so/270a9df57c558033aeefc0f6d411bc9b)

手順④:ツールの設定

  1. ツール」メニューで「追加」をクリック。
  2. Notion」を選択し、Notionページを作成ON にする。

手順⑤:会話の開始の設定

  1. 画面右下の「管理」をクリックします。
  2. 会話の開始」をオンにする。
  3. 会話の開始部分にある「オープナーを書く」をクリックします。
  4. 初期メッセージとして、以下を入力します。

    こんにちは!
    内容を整理した上で、最適な文書作成と保存を提案します。
    まずは、打ち合わせメモを直接貼り付けて送ってください。
    

  5. 設定後、「保存」をクリック。

手順⑥:保存する

画面右上の「公開する」→「更新を公開」をクリックします。変更が保存されます。

Warning

Dify では、上記の保存作業を行うと、保存とともに公開設定がされ、
環境によっては Dify にログインしていないユーザーでもアプリにアクセス可能 になります。

限定したい場合は、左上のアプリ名をクリックし、Web App とバックエンドサービス APIをオフにしてください。
※ 公開可否や利用範囲については、事前に管理者へ確認してください。

4. 動作確認・観察ポイント

以下のサンプルデータを入力し、エージェントの動きを確認してみましょう。

入力サンプル

ケース1:営業・商談(顧客が存在する例)

【2026/01/22 A社打ち合わせメモ】
・次世代ストレージ「NEO-Drive」の導入について。
・佐藤様(A社)より「過去のデータが本当に復元できるのか」という点に強い懸念あり。
・この懸念が払拭されない限り、2月末の予算承認は通せないとのこと。
・次回、先方の情報システム部長も同席する会議を2月上旬に設定。
・宿題:復元手順のデモ動画の用意(2/1まで)。
・田中(弊社)より、初期費用の調整余地があるか社内で見積を再確認する。

ケース2:戦略会議(マーケティング・社内会議の例)

【2026/01/22 戦略会議メモ】
・消費者の「検索疲れ」によりAI推薦ショッピングが拡大中。
・実店舗を「体験型ショールーム」へ再編する方針で一致。
・競合のドローン配送開始に対し、弊社は「配送ルートの最適化」で対抗。
・来月の役員会までに、店舗再定義の具体案をマーケティング部でまとめる。
・出席者:山田部長、鈴木、高橋、自分。

ケース3:総務・人事(働き方改革・社内会議の例)

【2026/01/22 働き方改革委員会メモ】
・週2日の「コア・デー」設定を全部署で合意。
・水曜午前を「集中時間(連絡禁止)」にする。
・20時以降のチャット禁止には営業部から反対意見あり、来週再協議。
・環境整備手当として一律5,000円を次月給与より支給。
・担当:総務部 佐々木さん。

観察ポイント

  1. ツールの使い分け
  2. 文書作成後、ユーザーの許可を得てから「Notionツール」を呼び出し、正しくデータベースへ保存(ページ作成)を行っているか。

  3. 推論の流れ

  4. メモの内容から「決定事項」や「ToDo」を正しく分類できているか。また、ケース2のような社内会議の場合に「顧客向けメールは作成不可」と正しく判断できるか。